ホンダ・フリードは今年で発売10年を迎えたミニバンの人気車種です。
2016年からは改良された2代目が「新型フリード」として登場しました。

最近はガソリン価格も高騰してますので燃費性能も気になると思います。
今回は新型フリードの燃費や財布に優しい運転方法も調査して行きます!

Contents

スポンサードリンク

新型フリード ハイブリッドとガソリンの実燃費

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

車は購入費だけでなくガソリン代などのランニングコストも大事ですよね!
メーカー側も環境性能や燃費性能の向上をセールスポイントにしています。

そして、気になる新型フリードは「※ パワートレイン」をリニューアルしました。
(※エンジンで発生した回転エネルギーを効率よく駆動輪に伝えるための装置類)

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/3d/

さらにハイブリッド車は1モーター内蔵7速デュアルクラッチトランスミッションを搭載した「SPORT HYBRID i-DCD」を採用した事で燃費を大きく向上させました。

新型フリード ガソリン車とハイブリット車の燃費性能

改良の成果が出た新型フリードの燃費性能はカタログデータ上では以下の通りです。

ガソリン車 19.0Km/L  4WD:17.6㎞/L
ハイブリッド車 27.2Km/L 4WD:25.6㎞/L 

これはあくまでテスト走行での最良値を表しています。

実際の生活では1度の走行距離が短距離であったり、市街地での渋滞に巻き込まれて加速と停止を繰り返すのでカタログとの誤差が生じます。

新型フリード ガソリン車とハイブリット車の実燃費

口コミサイトや検証記録を見ると、最近の実燃費はカタログの約70%と言われています。
70%を仮の数値として新型フリードのカタログデータに掛けて算出すると・・

ガソリン車 13.3Km/L  4WD:12.3㎞/L
ハイブリッド車 19Km/L   4WD:17.9㎞/L

となり、実燃費ではカタログより6~7Km/Lほども低下する事が予想されます(個人差が出ます)

そして、ここで分かるのは、新型フリードの特徴、2WDと4WDの燃費差が小さいと言う事が挙げられます。

これは最新の4WDシステムやトランスミッションを導入した成果と言われており、生活環境や用途によって4WDを選びたい人にもオススメと言えます。

また、ガソリン車の性能が大きく向上しているので、ハイブリッド車の燃費差も5~6Km/L程度
しかし、これがどの程度の金額になっているのか・・気になる所です!

新型フリード ガソリン車とハイブリッド車の燃費差額

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/webcatalog/styling/3d/

ハイブリッド車で実際の燃費が20Km/Lを切っているのは期待外れに感じるかしれませんが、まだハイブリッド車の運転に慣れていないユーザーが多いのが実情です。

実は、口コミ等の報告や算出値は、波が大きいのです。ユーザー次第で燃費が平均よりプラスにもマイナスにもなります。

そこで、ガソリン車とハイブリッド車の燃費を金額差で見てみたいと思います。
※1ヶ月に1000km走行・ガソリン価格はリッター150円で計算

ガソリン車
1,000km÷13.3Km/L×150円=11,278円  年額135,336円
ハイブリッド車
1,000km÷19.0Km/L×150円=7,895円  年額94,740円

年間の差額は40,596円にもなりました。1ヶ月あたりにすると3,383円ですので、結構大きいですね。

スポンサードリンク

新型フリードのバッテリーの寿命は?

引用:https://www.honda.co.jp/FREED/

まずはハイブリッド車の最大のネック「駆動用バッテリー」について紹介します。

新型フリード ハイブリッドのバッテリーは寿命が長い!

ハイブリッド車や電気自動車は「駆動用バッテリー」と「通常のバッテリー」の2つが必要とされており、ガソリン車と比べて維持費が割高になっています。

引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/auto-archive/freed/

新型フリード・ハイブリッドの駆動用バッテリーはリチウムイオン充電池の最新タイプで、リアラケッジルームの床下に配置されます。

バッテリー寿命は7年とされており、メーカーの保証期間は3年間または走行距離6万kmですので、他社のハイブリッド車に比べて短くなっています。
しかし、この「メーカー保証」は非常に厳しく設定されている数値で、実際には最低でも2倍の寿命があると言われています。

無茶な使い方や定期的なメンテナンスをやらなかった場合は短くなるかもしれませんが、「約10年」は寿命があると考えても良いと思います。

新車から乗ったと仮定すると車検5回分くらいは寿命が持ちますし、むしろその頃には別の部分でガタがくるかもしれませんね。

新型フリード バッテリーの交換費用

引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/freed/

気になる駆動用バッテリーの交換費用は車種や形式によって違います。

平均するとホンダ車の場合は25~40万+工賃1~2万+税と結構な額になります。

前の項目で触れましたように、ガソリン車とハイブリッド車の燃費は劇的なほど違うわけではありませんでした。

約10年で交換したとすればガソリン代の差額でほぼ帳消しになりますが、逆にその差額分を積み立てておかなければ大きな出費となります。

自動車の廃車に関するデータを調べてみましょう。

・自動車の耐用走行距離は10~15万Km

・新車登録から廃車までの期間は12.76年(2016年調べ)

つまり、年間1万Km乗ったとしてもバッテリーの寿命の方が長い可能性が有るのです。

通常のバッテリーはハイブリッド車・ガソリン車ともに搭載していますが、ハイブリッド車は駆動用バッテリーからの供給もあるのでバッテリーが上がりにくいと言う利点があります。

長い目で見ればバッテリーの寿命を延ばすよう丁寧に乗り、下取り価格とチェックしながら良いタイミングで買い替えるのがベストかもしれませんね。

現在の自動車は電機部品の塊なので、とにかく電気を必要としますので、バッテリーに対して興味を持つのは大事な事だと思います。

スポンサードリンク

新型フリード 燃費向上の裏技と燃費まとめ 2018

 引用:https://www.honda.co.jp/ACCESS/freed/

実は、燃費向上の裏技は2018年の現在も昔とあまり変わっていないのです!

この項目では、ほんの少しの工夫で効果が出る裏技的工夫を紹介していきます。

燃費向上の裏技

普段、何気なく運転していますが、自分の運転を見直す事ってなかなかありません。もうくせになってしまっている事もあります。

エコの時代に合ったエコ運転。ちょっとした事ですが、ちょっとだけ気にしてみましょう!

 

急が付く運転は厳禁!

 

「急発進・急ブレーキ」は燃費だけでなく、安全面でも守らなければなりません。

危険回避の突発的な急ブレーキは仕方ないですが、通常の走行時は前方をしっかり見ていれば渋滞などは察知できるので緩やかなブレーキが可能となりますよね。

発進についても、信号で停止中にスマートフォンを触ったり脇見をしていて慌てて発進する場合がありますが、こちらも注意していれば回避できます。

安全運転を心掛けていれば達成できる内容なので必ずやって下さい。

一定の速度で走行を続ける

 

自動車などの乗り物は一定の速度で走り続けるのが最も経済的です。

1番良い例が「高速道路」やゆったりとした空いている道路と言ったところでしょうか。

速度で言えば6~80Kmぐらいで走行し続けるのが理想ですが、前方で停車するのが予想されればブレーキでは無くアクセルを離して減速するのが理想的です。

停車時にできる燃費節約

信号での停車でもアイドリングストップの為にエンジンを切る事が推奨されていますが、さすがに交差点でエンジンを切るのは気が引けますよね。

いつ青に変わるか分からない信号より、踏切や工事現場のタイマー式の信号の場合は気兼ねなくエンジンを切って良いと思います。

エアコンの使い方の注意点

車のクーラー(冷房)は燃費を大きく悪化させますが、あまり無理はせず体調や必要に応じて適度に使用しましょう。

また、知らない方も居るかもですが(暖房)はエンジンの余熱を利用するシステムなので燃費に対する影響はほとんどありません。

余分なガソリンは給油せず車を軽く

 ガソリンは「安い時に入れて燃料計をMAXにしたい」との気持ちは分かりますが、余分なガソリンは重りとなって燃費を悪化させる事態を招きます。

また、豆知識レベルですが「朝や寒い時に給油する」と言う噂があり、ガソリンは温度が上がると体積が増え、気温が下がると体積が減るそうです。

日々のメンテナンスも大事

タイヤの空気圧も走行性能に大きな影響を与えるので注意しましょう。

ガソリンスタンドやディーラーでも無料でチェックしてくれますので、定期的に見てもらって空気を補充してもらいましょう。

カー用品店でもチェックしてもらえますが、営業で「窒素ガス」の注入を勧められ、断り切れずに余分な費用が掛かる可能性もあります。

新型フリード燃費まとめ2018

引用:https://221616.com/satei/discount/freed02/

これまでで、新型フリードのガソリン車の性能が大きく向上し、ハイブリッド車の燃費差も5~6Km/L程度だということが分かりましたね。

ガソリン代金の金額にしたら、1年間で4万円ほどの差額です。

新型フリードのガソリン車とハイブリッド車の価格差額は約37万円なので、回収するにはおよそ9年ほどかかる計算です。

もちろん走行距離によっても変わってきますので、毎日車に乗りっぱなしで走行距離が長い方はハイブリット車がいいと思います。

でも、遠出はあまりしない、街乗りメインの走行であればガソリン車のほうがお得ということになります。

あなたの走りに合った車選びに役立ててくださいね。